月岡彩 『新カクレンボ大作戦DX』
会期: 2001年10月31日(水) – 11月4日(日)
会場: ショウケース(スパイラル1F)
主催: 株式会社ワコールアートセンター
協力: 日本コカ・コーラ株式会社
企画制作: スパイラル
日常の一場面にかくれんぼ！「瞬間自動販売機」登場
2001年に開催したSICF2でグランプリを獲得した、月岡彩の個展を開催しました。
2000年春に開催したSICF1では、ユニット「ネルベニヤ」のひとりとして手動販売機「パーフェクト☆ガム キャンペーン」を出展。これを機に雑誌の創刊イベントに参加するなど活動の幅を広げた月岡は、SICF2にひとりで「瞬間自動販売機」を発表しました。前部分が二重になったスカートを一枚めくると、自動販売機に早変わり。正面から見ると、着用者は精巧にプリントされたニセ自販機にすっぽりと隠れ、町に潜んでも、通りを行く人は気づかない。無邪気さのあふれる作品ながら、日常の盲点を突く彼女の鋭さと、ファッションと遊戯の融合という部分が評価され、見事グランプリを受賞しました。
本展では、「瞬間自動販売機」に加え、新しい「かくれん防具(服)」が登場。 試着室で実際に着用できたほか、かくれん防具を着たキャンペーンガールが青山の町に繰り出すなど、立体的に展開されました。
作品左から）瞬間自動販売機、かくれん防具／photo:源克津己
プロフィール
月岡 彩 (つきおか あや)
1978年愛媛県生まれ
現在、武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 助手
【個展】
2001年 「新カクレンボ大作戦DX」 スパイラル1Ｆショウケース
2003年 「カクレンボ for Living」 ビームスジャパン B Gallery
【グループ展】
1999年 「シェルター1999」 ヒルサイドプラザ
2000年 ネルベニア「パーフェクト☆ガム キャンペーン」 スパイラルホール
2003年 「かくれんぼ-Fashion without Body-」京都工芸繊維大学アート&デザインフォーラム (津村耕佑、荒川眞一郎、アネッテ・メイヤー、月岡彩)
第2回 大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ出品
「新カクレンボ大作戦in十日町・かくれんぼ商店」 新潟十日町 市内商店街
「心の在処」 ルードヴィヒ美術館 (ハンガリー)、モスクワ市現代美術館 (ロシア)
2004年 「Jewellery」Plueschow (ドイツ)
2005年 「WRAPING HOOD」 Middlesbrough Institute of Modern Art (イギリス)
「身体の夢2005」ソウル市立美術館 (韓国)
2005年 「WRAPING HOOD」 Middlesbrough Institute of Modern Art (イギリス)
【受賞歴】
2001年 第2回S.I.C.F (スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル) グランプリ受賞