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グランプリアーティスト展

中原英隆 『C’mon sense』

 

会期: 2000年11月1日(水) – 5日(日)
会場: ショウケース(スパイラル1F)
主催: 株式会社ワコールアートセンター
企画制作: スパイラル

 

ふたつの機能とユーモア ―日常生活を楽しむためのアイデアあふれたプロダクト

 

2000年に開催したSICF1でグランプリを獲得した、中原英隆の個展を開催しました。

中原英隆は食器や家具、そして電気製品のプラグなどの日々使用するモノに、ウィットや皮肉を含ませたライトやゲームなど、動きのある機能がプラスされた作品を展開しています。SICF出展時に発表したのは、機能性のあるプロダクトにユーモアを効かせた数々の作品プランでした。審査員からは、「プレゼンテーションしかなかったが、豊かな可能性が感じられた。完成されたものを見てみたい」と評価されました。 本展で展示された「un (アン・キャップ)」は、コーヒーカップとソーサーに小さなライトを組み込んだ作品。 コーヒーを飲み終えた後、カップを伏せれば、ふわりとした光を放つ「テーブル ライト」となります。 日頃見慣れたコーヒーカップから、やわらかな明かりがこぼれる ― 日常の動作の中に思いもよらない感覚を引き出します。

 

プロフィール

 

中原英隆

 

976年生まれ
伊東豊雄建築設計事務所を経て、中原英隆建築設計事務所設立。
自然科学、技術への興味からより高い次元を目指し、06年から活動を一旦休止し、オーノJAPANで建築構造設計の修行中。