白本由佳|アートディレクター、グラフィックデザイナー
鈴木啓太|PRODUCT DESIGN CENTER代表、デザイナー、クリエイティブディレクター
氷室友里|テキスタイルデザイナー
西村直子|スパイラル 販売部 商品課 課長 統括バイヤー
白本由佳
アートディレクター、グラフィックデザイナー
昨年のSICF25で初めて審査員として参加させていただきましたが、MARKET部門の作品は人々の意識や生活にどのように刺激や彩りを与えられるかがポイントだと感じました。また作者の方の思いや作品のストーリーが感じられるものは必然的に魅力のあるものになっていたように思います。今年もどんな作品に触れられるのか楽しみにしています。
PROFILE
静岡県出身。株式会社新村デザイン事務所、株式会社ドラフト、POSTALCOを経て、独立。その後、株式会社SHIRO 設立。 2020年より女子美術大学非常勤講師としてパッケージデザインの授業を担当。 グラフィックデザインを中心に、パッケージ、CI、装丁、グッズ、広告などを手掛けている。2児の母。 受賞歴:東京ADC賞、JAGDA新人賞、パッケージデザインコンテスト銀賞 など。著書 : 配色BOOK 色×イメージで見つける理想の配色
鈴木啓太
PRODUCT DESIGN CENTER代表、デザイナー、クリエイティブディレクター
今年もSICFの審査員として参加できることを大変光栄に思います。毎年の審査を通じて、SICFが多様な才能に対し数多くの機会を提供していることが印象に残っています。特にMARKET部門では、作品の独自性と、その背後にある作者のメッセージが観客にどのように伝わっているかに注目し、審査を進めています。今年も、皆様の情熱溢れる作品と、新たな才能との出会いを心から楽しみにしています。
PROFILE
1982年愛知生まれ。多摩美術大学卒業後、NEC、イワサキデザインスタジオを経て、2012年に「プロダクトデザインセンター」設立。2022年より東京藝術大学講師を務め、日用品から鉄道車両まで多岐にわたるプロジェクトを手がける。「人」と「物」の対話をデザインの核心に位置づけ、人々の暮らしを豊かにする機能と美意識を融合させたアプローチで、物と文化の歴史を独自の哲学で形作っている。
氷室友里
テキスタイルデザイナー
今回はじめてSICFの審査員として参加できること、大変光栄です。私は大学3年生の時に友人と組んだデザインユニットでSICF10へ出場し、作品を多くの方に見ていただく機会を得ました。毎日必死に作品を伝え続け、オーディエンス賞をいただき、その時の出会いから商品化へ繋がりました。SICFは、作品を通じた直接の対話から様々な可能性が広がる貴重な場です。皆さんの作品を思い切り表現し来場者に伝えてください。私も皆さんの作品に出会えることを楽しみにしています。
PROFILE
日本とフィンランドでテキスタイルを学び、活動するテキスタイルデザイナー。人と布との関わりを通じて、日常に驚きや楽しさ、豊かさをもたらすことをテーマに、テキスタイルブランドYURI HIMUROを立ち上げる。商品開発やアートワーク制作など、企業とのコラボレーションを通じて、様々なプロジェクトを手掛けている。Salone Satellite Award – THIRD PRIZE、Maison&Objet Rising Talent Award等、国内外の受賞多数。
西村直子
スパイラル 販売部 商品課 課長 統括バイヤー
2021年に新設されたMARKET部門、たくさんの方に支えられ今回で5回目を迎えます。
当初よりMARKET部門においてのポイントは、手がけた作品がだれかの日々の生活をつくり彩っていく、その喜びと覚悟を持っているか、ということではないかと考えていました。
昨今、個人でそれを貫いていくのはとても大変なことだと感じます。SICFには同じ志のクリエイターがたくさん集まります。彼らと共に迎えるお客様に、みなさんの思いが詰まった作品はどのように受け取られるのか。仲間づくりや日々の活動の答え合わせの場として、ぜひSICFご活用ください。
PROFILE
アパレルメーカー、インテリアショップ勤務を経て、2004年株式会社ワコールアートセンター入社。スパイラルマーケットのテーブルウェアのバイヤー、全店舗を統括するチーフバイヤーを経て、2021年より現職。ヨーロッパを中心とした海外バイイングのほか、日本の産地と協業しオリジナル商品を企画開発するなどスパイラルマーケットの主要なMD業務に携わる。若手作家対象のものづくりについての講義を行なうなどのクリエイター支援活動にも従事。主な企画に、ものづくりにスポットをあてた展覧会「つくりて×えがきて=プロダクトの生まれかた展」(2012年)。