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SICF22

谷敷謙 個展「touch point」

 

このたび、ワコールスタディホール京都にて、谷敷謙の個展「touch point」を開催いたします。
谷敷は、2020年開催のSICF21にてワコールスタディホール京都奨励賞を受賞し、今回はその顕彰としての個展となります。
本展では「木目込み」という京都にルーツを持つ伝統的な技法を用いながらも様々な視点で「まさに今」という時を感じさせます。

 

ken yashiki | touch point

会 期:2021年9月9日(木)~10月29日(金)月曜~金曜 10:00-20:00
※10月1日(金)のみ「ニュイ・ブランシュKYOTO」の開催に伴い22:00まで開場
休 館:土曜・日曜・祝日
会 場:ワコールスタディホール京都 ギャラリー
入場料:無料
主 催:ワコールスタディホール京都

 

※開館状況は急遽変更となる可能性がございます。ワコールスタディホール京都のウェブサイト等にて最新情報をご確認の上、お越しください。
※ご来館の際に、お名前・緊急連絡先・お住まいの地域等の提出をお願いしております。

 

作家コメント

 

「私は木目込みというテキスタイルを埋め込む技法で制作をしています。
木目込みとは、今から300年前の日本の江戸時代に賀茂別雷神社の宮大工をしていた高橋忠重さんが柳筥を作った時の端材を利用して、削って作った人形が始まりです。
昨今、日本の家庭では、雛祭りに飾るお雛様が木目込み雛人形へとなっていきました。

身代わりの型を水で流し災厄を祓う風習だったものが、子供の枕元に人形を置いて穢れを移すことへと変わり、現在では飾る事で厄を祓う形へと変化してきたのが木目込み雛人形の成り立ちです。

このように木目込みという技法は、神への器から、親から子へ孫へと命を繋げる願いの器へと変化しているように私は感じます。

私はその願いが成就してることを証明するために、個人の型を作り、思い入れのある古着を頂き、木目込みをします。
存在証明が私の制作テーマで、当たり前のことですが、脈々と継承し、その時代毎の苦労はあるものの、ただ幸せに生きていること、その普通の日常に 測り難い力強さと美しさを感じます。

制作を通して、不思議と視覚以外の情報を感じることがあります。
それは香りだったり、汚れやダメージを通しての痕跡やクセだったり、型を通しての姿勢や形だったり、古着を通しての好みや質感だったりします。

今回の展示 touch pointはまだ会ってもいない方々の接点を作りたくて、ワコールスタディホール京都の協力のもと企画いたしました。
製作中に感じたその気づきに触れて感じて頂ける作品の展示になります。(谷敷 謙)」

 

 

【新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のご協力のお願い】

 

ワコールスタディホール京都ギャラリーでは、お客様ならびにスタッフの健康と安全に配慮し、関係機関から最新情報の収集に努めるとともに 感染予防・拡散防止に細心の注意を払ってまいります。ご来館・施設ご利用のお客様におかれましても趣旨をご理解いただき、以下のとおり、ご協力をお願いいたします。

 

・ご入館の際はマスクの着用と手指の消毒をお願いいたします。
・マスクの着用がない方は入館いただけません。
・ご入館時に、非接触型体温計にて検温させていただきます。37.5℃以上の発熱が確認された場合、ご入館をお断りさせていただきます。
・入口で、氏名・緊急連絡先・健康状態・来館日時等のご記入にご協力ください。収集した個人情報は新型コロナウイルス感染症対策にのみ利用します。 事前にホームページ上にあります記入票に必要事項を記入の上ご持参いただきますと入館の手続きがスムーズに行えます。
・展示室内が混雑した場合、入場制限をさせていただきます。
ご来館の際に以下に該当する方は入館をご遠慮いただきます。
・発熱や咳、咽頭痛などの症状がある方、感染の疑いがある方
・過去2週間以内に新型コロナウイルス感染症陽性者との濃厚接触が疑われる方
・過去2週間間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間が必要とされる国・地域等への訪問歴及び当該在住者との濃厚接触がある方

 

施設運営に当たって、下記の対応を行っております。
・当館スタッフもマスクを着用して対応させていただきます。
・館内、多くのお客様が手を触れる箇所の消毒を強化しています。
・外気を取り入れた空調運転による換気の実施、出入口扉など開放し室内の換気を行います。
・受付や対面レジなどでアクリルボード等の設置や待ち列の間隔設定を行います。

 

・開館状況は急遽変更となる可能性がございます。ご来館前に当館ウェブサイト等にて最新情報をご確認の上、お越しください。
・上記記載に関わらず、状況に応じてスタッフからお客様にお声掛け等させていただくことがございます。その際はスタッフの指示に従ってください。

 

関連企画 | 京の温所 岡崎

 

長年、住居として利用されてきた京町家の価値・特性を活かしながら、現代生活が共存する住空間としてリノベーションを施し、泊まるだけではなく、まるで京都に暮らしているかのような“あたらしいもうひとつの日常”の滞在体験を提供する宿泊施設「京の温所」。
現在、「京の温所 岡崎」では、谷敷謙の個展「touch point」との連動企画として、宿内に数点作品を展示しています。一日一組の宿泊者様が、ご鑑賞いただける贅沢な空間になっています。